第25番 津照寺



2008年11月3日更新

第25番 津照寺 (しんしょうじ)
2008年11月2日巡礼
第24番 最御崎寺から第25番 津照寺まで実はそんなに距離はありません。
津照寺は小さな漁港の脇の小じんまりとした丘にそびえるお寺です。
お寺の前には駐車場が無く、200mほど離れた漁港の市場前に駐車する様になっていますが、ほとんど守っている人はいない様です。
地元に人に迷惑はかけられないので、駐車場を探して移動。
でも、この案内看板、ちょっと判り難いです。
駐車場からお寺までの間には果物店や、鮮魚店もあって少し歩くのにはいい風情です。

お寺の参道には赤い門がありますが、これは山門ではなさそうです。
境内には急な石段を登る途中に鐘楼を兼ねた二階建ての仁王門があり、さらにその上に本堂があります。
本堂からは漁港の様子が一望できます。
大師堂と納経所は本堂とは離れた石段の下にあるのが少し変わっています。

納経所で墨書、朱印を頂いてふと横の建物の中に、水槽があるのを見つけました。
見ると、20尾近い金魚がキラキラと群れています。
つい見とれて中に入ると、お坊さんが話しかけてくれました。
「きれいな金魚ですね。」
「いやいや、夜店のえさ金じゃからそんなでも無いよ。」

いろいろ楽しいお話をして下さったのですが、中でもお寺の名前は興味深い話でした。

室戸の3寺の第24番 最御崎寺、第25番 津照寺、第26番 金剛頂寺には実は別名があり、地元の人たちにはそちらの名前の方が通りが良いのだそうです。
第24番 最御崎寺は東寺(ひがしてら)、第25番 津照寺は津寺(つでら)、第26番 金剛頂寺は西寺(にしでら)と言うそうで、第25番 津照寺、第26番 金剛頂寺のお札には津照寺、金剛頂寺ではなく、それぞれ津寺、西寺と書かれています。
「こう言うお寺は他にもあっての・・・・」

「松山の繁多寺は地元の人ははたでら言うんじゃ。」

「!」

なるほど、それで繁多寺周辺の地名は畑寺なんだ。
納得、ご教示ありがとうございます。

    

左より 駐車場より見た津照寺、参道、本堂からの風景

  

左より 『水曜どうでしょう』ではここを駆け登っていました


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